Current Biology誌に数分単位の時間経過を担う神経基盤の研究成果が掲載

分・秒・時間などの様々なスケールで流れる時間情報の適切な処理は、危険の回避や食物の獲得に重要ですが、その神経基盤の多くが未解明です。本研究では動物に数分後の出来事を意識させ、行動と神経活動を解析しました。その結果、動物が経験に基づいて時間認識を生成していく過程で、海馬と線条体の一部の神経細胞が時間経過に依存して活動するようになることなどを発見しました。