2022年05月06日
Nature Communications誌にリズムに合わせて運動する際の小脳の役割に関する研究成果が掲載
C01班 田中音楽に合わせたダンスや手拍子など、リズムに合わせた同期運動には小脳が関与すると考えられていますが、その神経機構は不明でした。本研究では、一定周期で交互に現れる標的に同期して眼を動かすようにサルを訓練し、刺激のタイミングを予測したり運動のタイミングのずれに反応したりする細胞が小脳にあることを発見し、小脳が同期運動を可能にするメカニズムの一端を明らかにしました。
Ken-ichi Okada, Ryuji Takeya, Masaki Tanaka. Neural signals regulating motor synchronization in the primate deep cerebellar nuclei.
Nature Communications, 13, 2504 (2022). https://doi.org/10.1038/s41467-022-30246-2